令和6年度に引き続き、「たまこうラボ」では、理科の授業の様子を紹介していきます。
身のまわりの「ふしぎ」や「ものづくり」から、ワクワク感ある実験を行っています。
”化学の力を使った時計の作成”を行いました。
メチレンブルーという色素は、観賞魚の治療や医療の分野でも使われる化合物です。
メチレンブルーは青色なのですが、還元反応(電子を得る反応)を起こすと無色となります。
今回は還元させる物質としてグルコース(ブドウ糖)を使い、無色になるまでの時間をコントロールしていき、最終的には色の変化で時間がわかる時計を作りたいと思います。
無色になった状態に、酸素などの酸化剤が反応すると酸化反応(電子を失う反応)が起こり、元の青色へと戻るため繰り返し使えます!
今後何回かの授業を使って、オリジナルの色時計を作っていきますので、経過を報告していきたいと思います。
「水溶液の密度の違いを利用したプラスチックの判別」を行いました。
知っていますか?ペットボトルは、キャップとラベルと本体容器で3種類のプラスチックが使われているんです!
そのほかにも、私たちの身近にはプラスチックが溢れていますよね。そこで、日頃から利用しているプラスチックの種類を判別するために、プラスチックの小片を密度の違う水溶液にいれ、沈むか浮くかを確認することでプラスチックの判別を行いました。
補足:
物体は、"自分より密度が小さい液体中では沈み、自分より密度が大きい液体中では浮く”という性質があります。私たちの体の密度は水より僅かに大きいため、プールに入ると、体のほとんどが沈んでしまいますよね!
「ミョウバンの合成実験」を行いました。
食品添加物や制汗剤、沈殿剤などにも使われているミョウバンの合成実験を行いました。
ミョウバンは氷のような綺麗な結晶になりますが、なんと、とある金属から合成することができます。いったい何の金属から合成できるのでしょうか??
「手洗い・手の消毒効果の検討実験」の結果の確認を行いました。
アルコール消毒した手や、手指の手洗いをした手で触った培地(カビなどが増殖できる場所)にはほとんどカビや菌の発生は見られませんでした。
1番カビの発育が見られたのは、スマートフォンにいっぱい触れた手で触った培地でした。生徒たちは授業終了後、スマホを一生懸命アルコール消毒していました笑
サブ実験として、カビ対策で有名なカビ取り用洗剤の効果を確認しました。
カビ発生部分にカビ取り用洗剤を吹きかけて静置したところ、カビの脱色が観測でき、一定の効果があることが確認できました。
「手洗い・手の消毒効果の検討実験」を行いました。
寒天培地(菌が増殖しやすい場所)を作り、手洗い前後の手や、アルコール消毒した手などを付着させ、日頃の手洗いや消毒の効果について考える実験を行いました。今後の菌の増殖の様子について興味津々な様子です。
「塩の結晶」の作成を行いました。
実験で大切な基本的な実験器具の取り扱いや、”ろ過”や”再結晶”などの分離法についても学ぶことができました。
今後も、塩の大きな結晶作りは継続して行なっていく予定です!
「バナナのDNA抽出実験」を行いました。
遺伝子の本体であるDNAを細胞から取り出し、観察しました。
4月18日(金)に行った実験に引き続き、カビの発生に関する実験を行いました。
温度や湿度などの条件に応じて、カビの発生の様子が異なることが分かりました。
また、同じ条件でも、市販のパンと手作りのパンを比べると、市販のパンは比較的カビが発生しにくいことに気付くことができました。
「金属の溶出と析出の観察」を行いました。
金属の溶出と析出の様子を観察し、その特徴をイオン化傾向に基づいて理解しました。
身の回りの微生物について知るために、いつも食べているパンを使ってカビの発生条件の検討を行いました。1週間後どのような結果になっているでしょうか。1人1人が条件を自分で考え、積極的に取り組む姿勢が見られました。
金属のイオン化傾向に関する実験を行いました。
イオン化傾向は少し覚えにくいので、実験を通して理解を深めます。
加えて、ただの鉄くぎと、亜鉛版をはんだ付けした鉄くぎを食塩水に浸す実験も行いました。
ただの鉄くぎは1日で腐食したのに対し、亜鉛をはんだ付けした鉄くぎは鉄の腐食は見られません。なぜでしょう??
「生物基礎」が開講しました。
ガイダンス終了後、A4用紙を使ったDNAモデルを全員で作成しました。
限られた時間で、手際よく作ることができました。(折り方を間違えると、螺旋が逆巻きになってしまうので注意が必要です。)